万葉集歌番号順〔新編国歌大観準拠〕INDEX 巻第十   【2018年1月4日現在 掲載244首】

部類別  歌数  長歌   短歌 旋頭歌
春雑歌 78 0  76  2
 春相聞 47 0 47  0
 夏雑歌 42 1 41 0
夏相聞 17 0  17  0
 秋雑歌 243 2 241  0
 秋相聞 73 0 71 2
 冬雑歌 21 0 21  0
 冬相聞 18 0 18 0
 合計 539 3 532 4

本サイトでの私なりの歌意解釈スタイルが、なかなか追いつかないので、「livedoorブログ」で少しでも採り上げた歌は、臨時としてそのリンクを載せた。
ただし、当初のブログは「yahoo!ブログ」だったので、表中の「書庫リンク表記」は「y.blg」のままになっている。
 [「yahoo」のサービス終了にともなう「livedoor」への移行は、2019年6月6日]


 掲載日 歌番号 分類 万葉歌  作者  書庫 
2013.11.24. 1816 春雑歌  ひさかたの天の香具山この夕霞たなびく春立つらしも 人麻呂歌集出 12
2013.11.25. 1817  春雑歌  巻向の桧原に立てる春霞おほにし思はばなづみ来めやも 人麻呂歌集出 12
2013.11.26. 1818  春雑歌  いにしへの人の植ゑけむ杉が枝に霞たなびく春は来ぬらし 人麻呂歌集出 12
2013.11.27. 1819 春雑歌  子らが手を巻向山に春されば木の葉しのぎて霞たなびく 人麻呂歌集出 12
2013.11.28. 1820 春雑歌  玉かぎる夕さり来ればさつ人の弓月が岳に霞たなびく 人麻呂歌集出 12
2013.11.29. 1821  春雑歌  今朝行きて明日は来なむと云子鹿丹朝妻山に霞たなびく 人麻呂歌集出 12
2013.11.30. 1822  春雑歌  子らが名に懸けのよろしき朝妻の片山崖に霞たなびく 人麻呂歌集出 12
2013.12.01. 1823  春雑歌詠鳥  うち靡く春立ちぬらし我が門の柳の末に鴬鳴きつ 作者不詳 13
2013.12.02. 1824  春雑歌詠鳥  梅の花咲ける岡辺に家居れば乏しくもあらず鴬の声 作者不詳 13
2013.12.03. 1825  春雑歌詠鳥  春霞流るるなへに青柳の枝くひ持ちて鴬鳴くも 作者不詳 13
2013.12.04. 1826  春雑歌詠鳥  我が背子を莫越の山の呼子鳥君呼び返せ夜の更けぬとに 作者不詳 13
2013.12.05. 1827  春雑歌詠鳥  朝ゐでに来鳴く貌鳥汝れだにも君に恋ふれや時終へず鳴く 作者不詳 13
2002.05.15. 1828  春雑歌詠鳥  冬こもり春さりくればあしひきの山にも野にもうぐひす鳴くも 作者不詳 2
2013.12.06. 1829  春雑歌詠鳥  紫草の根延ふ横野の春野には君を懸けつつ鴬鳴くも 作者不詳 13
2013.12.07. 1830  春雑歌詠鳥  春されば妻を求むと鴬の木末を伝ひ鳴きつつもとな 作者不詳 13
2013.12.08. 1831  春雑歌詠鳥  春日なる羽易の山ゆ佐保の内へ鳴き行くなるは誰れ呼子鳥 作者不詳 13
2013.12.09. 1832  春雑歌詠鳥  答へぬにな呼び響めそ呼子鳥佐保の山辺を上り下りに 作者不詳 13
2013.12.10. 1833  春雑歌詠鳥  梓弓春山近く家居れば継ぎて聞くらむ鴬の声 作者不詳 13
2013.12.11. 1834  春雑歌詠鳥  うち靡く春さり来れば小竹の末に尾羽打ち触れて鴬鳴くも 作者不詳 13
2013.12.12. 1835  春雑歌詠鳥  朝霧にしののに濡れて呼子鳥三船の山ゆ鳴き渡る見ゆ 作者不詳 13
2013.12.13. 1836 春雑歌(詠雪)  うち靡く春さり来ればしかすがに天雲霧らひ雪は降りつつ 作者不詳 13
2013.12.14. 1837 春雑歌(詠雪)  梅の花降り覆ふ雪を包み持ち君に見せむと取れば消につつ 作者不詳 13
2013.12.15. 1838 春雑歌(詠雪)  梅の花咲き散り過ぎぬしかすがに白雪庭に降りしきりつつ 作者不詳 13
2013.03.18.  1839 春雑歌(詠雪)  今さらに雪降らめやもかぎろひの燃ゆる春へとなりにしものを  作者不詳  4
2013.12.16. 1840 春雑歌(詠雪)  風交り雪は降りつつしかすがに霞たなびき春さりにけり 作者不詳 13
2013.12.17. 1841 春雑歌(詠雪)  山の際に鴬鳴きてうち靡く春と思へど雪降りしきぬ 作者不詳 13
2013.12.18. 1842 春雑歌(詠雪)  峰の上に降り置く雪し風の共ここに散るらし春にはあれども 作者不詳 13
2013.12.19. 1843 春雑歌(詠雪)  君がため山田の沢にゑぐ摘むと雪消の水に裳の裾濡れぬ 作者不詳 13
2013.12.20. 1844 春雑歌(詠雪)  梅が枝に鳴きて移ろふ鴬の羽白妙に沫雪ぞ降る 作者不詳 13
2013.03.18.  1845 春雑歌(詠雪)  山高み降り来る雪を梅の花散りかも来ると思ひつるかも [一云 梅の花咲きかも散ると]  作者不詳  4
2013.03.18.  1846 春雑歌(詠雪)  雪をおきて梅をな恋ひそあしひきの山片付きて家居せる君  作者不詳 4
2013.12.21. 1847  春雑歌詠霞  昨日こそ年は果てしか春霞春日の山に早立ちにけり  作者不詳 13
2013.12.22. 1848  春雑歌詠霞  冬過ぎて春来るらし朝日さす春日の山に霞たなびく 作者不詳 13
2013.12.23. 1849 春雑歌詠霞  鴬の春になるらし春日山霞たなびく夜目に見れども 作者不詳 13
2013.12.24. 1850  春雑歌詠柳  霜枯れの冬の柳は見る人のかづらにすべく萌えにけるかも 作者不詳 13
2013.12.25. 1851  春雑歌詠柳  浅緑染め懸けたりと見るまでに春の楊は萌えにけるかも 作者不詳 13
2002.06.02. 1852  春雑歌詠柳  山の際に雪は降りつつしかすがにこの川柳は萌えにけるかも 作者不詳 万葉の植物U
2013.12.26. 1853  春雑歌詠柳  山の際の雪は消ずあるをみなぎらふ川の沿ひには萌えにけるかも 作者不詳 13
2013.12.27. 1854  春雑歌詠柳  朝な朝な我が見る柳鴬の来居て鳴くべき森に早なれ 作者不詳 13
2013.12.25. 1855 春雑歌詠柳  青柳の糸のくはしさ春風に乱れぬい間に見せむ子もがも 作者不詳 13
2014.02.27. 1856  春雑歌詠柳  ももしきの大宮人のかづらけるしだり柳は見れど飽かぬかも 作者不詳 15
2013.12.28. 1857 春雑歌詠柳  梅の花取り持ち見れば我が宿の柳の眉し思ほゆるかも 作者不詳 13
2013.03.16.  1858 春雑歌詠花  うぐひすの木伝ふ梅のうつろへば桜の花の時かたまけぬ   作者不詳  4
2013.12.29.  1859  春雑歌詠花  桜花時は過ぎねど見る人の恋の盛りと今し散るらむ   作者不詳  13
2013.12.30.  1860  春雑歌詠花  我がさせる柳の糸を吹き乱る風にか妹が梅の散るらむ   作者不詳  13
2013.12.31.  1861  春雑歌詠花  年のはに梅は咲けどもうつせみの世の人我れし春なかりけり  作者不詳  13
2014.01.01.  1862  春雑歌詠花  うつたへに鳥は食まねど縄延へて守らまく欲しき梅の花かも  作者不詳  14
2014.01.02.  1863  春雑歌詠花  馬並めて多賀の山辺を白栲ににほはしたるは梅の花かも  作者不詳  14
2013.04.23.  1864  春雑歌詠花  花咲きて実はならねども長き日に思ほゆるかも山吹の花  作者不詳  5
2014.01.03.  1865  春雑歌詠花  能登川の水底さへに照るまでに御笠の山は咲きにけるかも  作者不詳  14
2014.01.04.  1866  春雑歌詠花  雪見ればいまだ冬なりしかすがに春霞立ち梅は散りつつ  作者不詳 14
2014.01.05.  1867  春雑歌詠花  去年咲きし久木今咲くいたづらに地にか落ちむ見る人なしに  作者不詳  14
2014.01.06.  1868  春雑歌詠花  あしひきの山の際照らす桜花この春雨に散りゆかむかも  作者不詳  14
2014.01.03.  1869  春雑歌詠花  うち靡く春さり来らし山の際の遠き木末の咲きゆく見れば  作者不詳  14
2014.01.07.  1870  春雑歌詠花  雉鳴く高円の辺に桜花散りて流らふ見む人もがも  作者不詳  14
2014.01.05.  1871  春雑歌詠花  阿保山の桜の花は今日もかも散り乱ふらむ見る人なしに  作者不詳  14
2013.04.19.  1872  春雑歌詠花  かはづ鳴く吉野の川の滝の上の馬酔木の花ぞはしに置くなゆめ  作者不詳  5
2014.01.08.  1873  春雑歌詠花  春雨に争ひかねて我が宿の桜の花は咲きそめにけり  作者不詳  14
2014.01.09.  1874  春雑歌詠花  春雨はいたくな降りそ桜花いまだ見なくに散らまく惜しも  作者不詳  14
2014.01.10.  1875  春雑歌詠花  春されば散らまく惜しき梅の花しましは咲かずふふみてもがも  作者不詳  14
2014.01.11.  1876  春雑歌詠花  見わたせば春日の野辺に霞立ち咲きにほへるは桜花かも  作者不詳 14
2014.01.12.  1877  春雑歌詠花  いつしかもこの夜の明けむ鴬の木伝ひ散らす梅の花見む  作者不詳  14
2014.01.13.  1878 春雑歌詠月  春霞たなびく今日の夕月夜清く照るらむ高松の野に  作者不詳  14
2014.01.14.  1879 春雑歌詠月  春されば樹の木の暗の夕月夜おほつかなしも山蔭にして [一云 春されば木の暗多み夕月夜]  作者不詳  14
2013.05.24.  1880 春雑歌詠月  朝霞春日の暮は木の間より移ろふ月をいつとか待たむ  作者不詳  6
2014.01.15.  1881 春雑歌永雨  春の雨にありけるものを立ち隠り妹が家道にこの日暮らしつ  作者不詳  14
2014.01.16.  1882 春雑歌詠河  今行きて聞くものにもが明日香川春雨降りてたぎつ瀬の音を  作者不詳  14
2014.01.17.  1883 春雑歌永煙  春日野に煙立つ見ゆ娘子らし春野のうはぎ摘みて煮らしも  作者不詳  14
2014.01.18.  1884 春雑歌野遊  春日野の浅茅が上に思ふどち遊ぶ今日の日忘らえめやも  作者不詳  14
2014.01.19.  1885 春雑歌野遊  春霞立つ春日野を行き返り我れは相見むいや年のはに  作者不詳  14
2014.01.20.  1886 春雑歌野遊  春の野に心延べむと思ふどち来し今日の日は暮れずもあらぬか  作者不詳 14
2014.01.21.  1887 春雑歌野遊  ももしきの大宮人は暇あれや梅をかざしてここに集へる  作者不詳  14
2013.12.22. 1888 春雑歌歎舊  冬過ぎて春し来れば年月は新たなれども人は古りゆく 作者不詳 13
2014.01.22.  1889  春雑歌歎舊  物皆は新たしきよしただしくも人は古りにしよろしかるべし  作者不詳  14
2014.01.23.  1890 春雑歌懽逢  住吉の里行きしかば春花のいやめづらしき君に逢へるかも  作者不詳  14
2014.01.24.  1891 春雑歌旋頭歌  春日なる御笠の山に月も出でぬかも佐紀山に咲ける桜の花の見ゆべく  作者不詳  14
2014.01.25.  1892  春雑歌旋頭歌  白雪の常敷く冬は過ぎにけらしも春霞たなびく野辺の鴬鳴くも  作者不詳  14
2014.01.26.  1893 春雑歌譬喩歌  我が宿の毛桃の下に月夜さし下心よしうたてこのころ  作者不詳  14
2014.01.27.  1894 春相聞  春山の友鴬の泣き別れ帰ります間も思ほせ我れを  人麻呂歌集出  14
2014.01.28.  1895  春相聞  冬こもり春咲く花を手折り持ち千たびの限り恋ひわたるかも  人麻呂歌集出  14
2014.01.29.  1896 春相聞  春山の霧に惑へる鴬も我れにまさりて物思はめや  人麻呂歌集出 14
2014.01.30.  1897 春相聞  出でて見る向ひの岡に本茂く咲きたる花のならずはやまじ  人麻呂歌集出  14
2014.01.31.  1898 春相聞  霞立つ春の長日を恋ひ暮らし夜も更けゆくに妹も逢はぬかも  人麻呂歌集出  14
2013.09.03.  1899 春相聞  春さればまづさきくさの幸くあらば後にも逢はむな恋ひそ我妹  人麻呂歌集出  10
2014.02.01.  1900 春相聞  春さればしだり柳のとををにも妹は心に乗りにけるかも  人麻呂歌集出  15
2014.02.02.  1901 春相聞寄鳥  春さればもずの草ぐき見えずとも我れは見やらむ君があたりをば  作者不詳  15
2014.02.03.  1902 春相聞寄鳥  貌鳥の間なくしば鳴く春の野の草根の繁き恋もするかも  作者不詳  15
2014.02.04.  1903 春相聞寄花  春されば卯の花ぐたし我が越えし妹が垣間は荒れにけるかも  作者不詳  15
2014.02.05.  1904 春相聞寄花  梅の花咲き散る園に我れ行かむ君が使を片待ちがてり  作者不詳  15
2013.04.22.  1905 春相聞寄花  藤波の咲く春の野に延ふ葛の下よし恋ひば久しくもあらむ  作者不詳  5
2014.02.06.  1906 春相聞寄花  春の野に霞たなびき咲く花のかくなるまでに逢はぬ君かも  作者不詳 15
2013.04.19.  1907 春相聞寄花  我が背子に我が恋ふらくは奥山の馬酔木の花の今盛りなり  作者不詳  5
2014.02.07.  1908 春相聞寄花  梅の花しだり柳に折り交へ花に供へば君に逢はむかも  作者不詳  15
2014.02.08.  1909 春相聞寄花  をみなへし佐紀野に生ふる白つつじ知らぬこともち言はれし我が背  作者不詳  15
2014.02.09.  1910 春相聞寄花  梅の花我れは散らさじあをによし奈良なる人の来つつ見るがね  作者不詳  15
2014.02.10.  1911 春相聞寄花  かくしあらば何か植ゑけむ山吹のやむ時もなく恋ふらく思へば  作者不詳  15
2014.02.11.  1912 春相聞寄霜  春されば水草の上に置く霜の消つつも我れは恋ひわたるかも  作者不詳  15
2014.02.12.  1913 春相聞寄霞  春霞山にたなびきおほほしく妹を相見て後恋ひむかも  作者不詳  15
2014.02.13. 1914 春相聞寄霞  春霞立ちにし日より今日までに我が恋やまず本の繁けば [一云 片思にして]  作者不詳 15
2014.02.14. 1915 春相聞寄霞  さ丹つらふ妹を思ふと霞立つ春日もくれに恋ひわたるかも  作者不詳 15
2014.02.15. 1916 春相聞寄霞  たまきはる我が山の上に立つ霞立つとも居とも君がまにまに  作者不詳 15
2014.02.16. 1917 春相聞寄霞  見わたせば春日の野辺に立つ霞見まくの欲しき君が姿か  作者不詳 15
2014.02.17. 1918 春相聞寄霞  恋ひつつも今日は暮らしつ霞立つ明日の春日をいかに暮らさむ  作者不詳 15
2014.02.18. 1919 春相聞寄雨  我が背子に恋ひてすべなみ春雨の降るわき知らず出でて来しかも  作者不詳 15
2014.02.19. 1920 春相聞寄雨  今さらに君はい行かじ春雨の心を人の知らざらなくに  作者不詳 15
2014.02.20. 1921 春相聞寄雨  春雨に衣はいたく通らめや七日し降らば七日来じとや  作者不詳 15
2014.02.21. 1922 春相聞寄雨  梅の花散らす春雨いたく降る旅にや君が廬りせるらむ  作者不詳 15
2014.02.22. 1923 春相聞寄草  国栖らが春菜摘むらむ司馬の野のしばしば君を思ふこのころ  作者不詳 15
2014.02.23. 1924 春相聞寄草  春草の繁き我が恋大海の辺に行く波の千重に積もりぬ  作者不詳 15
2014.02.24. 1925 春相聞寄草  おほほしく君を相見て菅の根の長き春日を恋ひわたるかも  作者不詳 15
2014.02.25. 1926 春相聞寄松  梅の花咲きて散りなば我妹子を来むか来じかと我が松の木ぞ  作者不詳 15
2014.02.26. 1927 春相聞寄雲  白真弓今春山に行く雲の行きや別れむ恋しきものを  作者不詳 15
2014.02.27. 1928 春相聞贈柳  大夫の伏し居嘆きて作りたるしだり柳のかづらせ我妹 作者不詳 15
2013.09.01.  1929 春相聞悲別  朝戸出の君が姿をよく見ずて長き春日を恋ひや暮らさむ  作者不詳  10
2014.02.28. 1930 春相聞問答  春山の馬酔木の花の悪しからぬ君にはしゑや寄そるともよし  作者不詳 15
2014.02.28. 1931 春相聞問答  石上布留の神杉神びにし我れやさらさら恋にあひにける 作者不詳 15
2014.03.01. 1932 春相聞問答  さのかたは実にならずとも花のみに咲きて見えこそ恋のなぐさに  作者不詳 16
2014.03.01. 1933 春相聞問答  さのかたは実になりにしを今さらに春雨降りて花咲かめやも  作者不詳 16
2014.02.06.  1934 春相聞問答  梓弓引津の辺なるなのりその花咲くまでに逢はぬ君かも   作者不詳  15
2014.03.02.  1935 春相聞問答  川の上のいつ藻の花のいつもいつも来ませ我が背子時じけめやも  作者不詳  16
2014.03.03.  1936 春相聞問答  春雨のやまず降る降る我が恋ふる人の目すらを相見せなくに  作者不詳 16
2014.02.19. 1937 春相聞問答  我妹子に恋ひつつ居れば春雨のそれも知るごとやまず降りつつ  作者不詳 15
2014.03.04.  1938 春相聞問答  相思はぬ妹をやもとな菅の根の長き春日を思ひ暮らさむ  作者不詳  16
2014.03.04.  1939 春相聞問答  春さればまづ鳴く鳥の鴬の言先立ちし君をし待たむ  作者不詳  16
2014.03.04. 1940 春相聞問答  相思はずあるらむ子ゆゑ玉の緒の長き春日を思ひ暮らさく  作者不詳 16
2014.03.05.  1941 夏雑歌詠鳥  大夫の 出で立ち向ふ 故郷の 神なび山に 明けくれば 柘のさ枝に 夕されば 小松が末に 里人の 聞き恋ふるまで 山彦の 相響むまで 霍公鳥 妻恋ひすらし さ夜中に鳴く  古歌集中出  16
2014.03.05. 1942 夏雑歌詠鳥  旅にして妻恋すらし霍公鳥神なび山にさ夜更けて鳴く  古歌集中出 16
2014.03.06. 1943 夏雑歌詠鳥  霍公鳥汝が初声は我れにもが五月の玉に交へて貫かむ 作者不詳 16
2014.03.07. 1944 夏雑歌詠鳥  朝霞たなびく野辺にあしひきの山霍公鳥いつか来鳴かむ 作者不詳 16
2013.12.04. 1945 夏雑歌詠鳥  朝霞八重山越えて呼子鳥鳴きや汝が来る宿もあらなくに 作者不詳 13
2014.03.08. 1946 夏雑歌詠鳥  霍公鳥鳴く声聞くや卯の花の咲き散る岡に葛引く娘女 作者不詳 16
2014.03.09. 1947 夏雑歌詠鳥  月夜よみ鳴く霍公鳥見まく欲り我れ草取れり見む人もがも 作者不詳 16
2014.03.10. 1948 夏雑歌詠鳥  藤波の散らまく惜しみ霍公鳥今城の岡を鳴きて越ゆなり 作者不詳 16
2014.03.11. 1949 夏雑歌詠鳥  朝霧の八重山越えて霍公鳥卯の花辺から鳴きて越え来ぬ 作者不詳 16
2014.03.12. 1950 夏雑歌詠鳥  木高くはかつて木植ゑじ霍公鳥来鳴き響めて恋まさらしむ 作者不詳 16
2014.03.13. 1951 夏雑歌詠鳥  逢ひかたき君に逢へる夜霍公鳥あたし時ゆは今こそ鳴かめ 作者不詳 16
2014.03.14. 1952 夏雑歌詠鳥  木の暗の夕闇なるに [一云 なれば] 霍公鳥いづくを家と鳴き渡るらむ 作者不詳 16
2014.03.16.  1953 夏雑歌詠鳥  霍公鳥花橘の枝に居て鳴き響もせば花は散りつつ 作者不詳  16
2014.03.15. 1954 夏雑歌詠鳥  霍公鳥今朝の朝明に鳴きつるは君聞きけむか朝寐か寝けむ 作者不詳 16
2014.03.17. 1955 夏雑歌詠鳥  うれたきや醜霍公鳥今こそは声の嗄るがに来鳴き響めめ 作者不詳 16
2014.01.14.  1956 夏雑歌詠鳥  今夜のおほつかなきに霍公鳥鳴くなる声の音の遥けさ 作者不詳 14
2014.03.18. 1957 夏雑歌詠鳥  五月山卯の花月夜霍公鳥聞けども飽かずまた鳴かぬかも 作者不詳 16
2014.03.19. 1958 夏雑歌詠鳥  霍公鳥来居も鳴かぬか我がやどの花橘の地に落ちむ見む 作者不詳 16
2014.03.20. 1959 夏雑歌詠鳥  霍公鳥いとふ時なしあやめぐさかづらにせむ日こゆ鳴き渡れ 作者不詳 16
2014.03.21. 1960 夏雑歌詠鳥  大和には鳴きてか来らむ霍公鳥汝が鳴くごとになき人思ほゆ 作者不詳 16
2014.03.22. 1961 夏雑歌詠鳥  卯の花の散らまく惜しみ霍公鳥野に出で山に入り来鳴き響もす 作者不詳 16
2014.03.23. 1962 夏雑歌詠鳥  橘の林を植ゑむ霍公鳥常に冬まで棲みわたるがね 作者不詳 16
2014.03.24. 1963 夏雑歌詠鳥  雨晴れの雲にたぐひて霍公鳥春日をさしてこゆ鳴き渡る 作者不詳 16
2014.03.25. 1964 夏雑歌詠鳥  物思ふと寐ねぬ朝明に霍公鳥鳴きてさ渡るすべなきまでに 作者不詳 16
2014.03.26. 1965 夏雑歌詠鳥  我が衣君に着せよと霍公鳥我れをうながす袖に来居つつ 作者不詳 16
2014.03.27. 1966 夏雑歌詠鳥  本つ人霍公鳥をやめづらしみ今か汝が来る恋ひつつ居れば 作者不詳 16
2014.03.28. 1967 夏雑歌詠鳥  かくばかり雨の降らくに霍公鳥卯の花山になほか鳴くらむ 作者不詳 16
2013.08.03.  1968 夏雑歌詠蝉  黙もあらむ時も鳴かなむひぐらしの物思ふ時に鳴きつつもとな  作者不詳  9
2014.03.29. 1969 夏雑歌詠榛  思ふ子が衣摺らむににほひこそ島の榛原秋立たずとも 作者不詳 16
2014.03.30. 1970 夏雑歌詠花  風に散る花橘を袖に受けて君がみ跡と偲ひつるかも 作者不詳 16
2014.03.31. 1971 夏雑歌詠花  かぐはしき花橘を玉に貫き贈らむ妹はみつれてもあるか 作者不詳 16
2014.04.01. 1972 夏雑歌詠花  霍公鳥来鳴き響もす橘の花散る庭を見む人や誰れ 作者不詳 17
2014.04.02. 1973 夏雑歌詠花  我が宿の花橘は散りにけり悔しき時に逢へる君かも 作者不詳 17
2014.04.03. 1974 夏雑歌詠花  見わたせば向ひの野辺のなでしこの散らまく惜しも雨な降りそね 作者不詳 17
2014.04.04. 1975 夏雑歌詠花  雨間明けて国見もせむを故郷の花橘は散りにけむかも 作者不詳 17
2014.04.05. 1976 夏雑歌詠花  野辺見ればなでしこの花咲きにけり我が待つ秋は近づくらしも 作者不詳 17
2014.04.06. 1977 夏雑歌詠花  我妹子に楝の花は散り過ぎず今咲けるごとありこせぬかも 作者不詳 17
2014.04.07. 1978 夏雑歌詠花  春日野の藤は散りにて何をかもみ狩の人の折りてかざさむ 作者不詳 17
2014.04.08. 1979 夏雑歌詠花  時ならず玉をそ貫ける卯の花の五月を待たば久しくあるべみ 作者不詳 17
2013.12.12. 1980 夏雑歌問答歌  卯の花の咲き散る岡ゆ霍公鳥鳴きてさ渡る君は聞きつや 作者不詳 13
2013.12.12.  1981 夏雑歌問答歌  聞きつやと君が問はせる霍公鳥しののに濡れてこゆ鳴き渡る  作者不詳  13
2014.04.09. 1982 夏雑歌譬喩歌  橘の花散る里に通ひなば山霍公鳥響もさむかも 作者不詳 17
2014.02.02.  1983 夏相聞寄鳥  春さればすがるなす野の霍公鳥ほとほと妹に逢はず来にけり  作者不詳  15
2014.04.10. 1984 夏相聞寄鳥  五月山花橘に霍公鳥隠らふ時に逢へる君かも  作者不詳 17
2014.04.13. 1985 夏相聞寄鳥  霍公鳥来鳴く五月の短夜もひとりし寝れば明かしかねつも  作者不詳 17
2013.08.02.  1986 夏相聞寄蝉  ひぐらしは時と鳴けども片恋にたわや女我れは時わかず泣く  作者不詳 9
2014.04.14. 1987 夏相聞寄草  人言は夏野の草の繁くとも妹と我れとし携はり寝ば  作者不詳 17
2014.04.15. 1988 夏相聞寄草  このころの恋の繁けく夏草の刈り掃へども生ひしくごとし  作者不詳 17
2013.09.20.  1989 夏相聞寄草  ま葛延ふ夏野の繁くかく恋ひばまこと我が命常ならめやも  作者不詳  10
2013.08.04.  1990 夏相聞寄草  我れのみやかく恋すらむかきつはた丹つらふ妹はいかにかあるらむ  作者不詳  9
2014.04.16. 1991 夏相聞寄花  片縒りに糸をぞ我が縒る我が背子が花橘を貫かむと思ひて  作者不詳 17
2014.04.17. 1992 夏相聞寄花  鴬の通ふ垣根の卯の花の憂きことあれや君が来まさぬ  作者不詳 17
2014.04.18. 1993 夏相聞寄花  卯の花の咲くとはなしにある人に恋ひやわたらむ片思にして  作者不詳 17
2014.04.19. 1994 夏相聞寄花  我れこそば憎くもあらめ我がやどの花橘を見には来じとや  作者不詳 17
2014.04.20. 1995 夏相聞寄花  霍公鳥来鳴き響もす岡辺なる藤波見には君は来じとや  作者不詳 17
2014.04.21. 1996 夏相聞寄花  隠りのみ恋ふれば苦しなでしこの花に咲き出よ朝な朝な見む  作者不詳 17
2013.04.28.  1997 夏相聞寄花  外のみに見つつ恋ひなむ紅の末摘花の色に出でずとも  作者不詳  5
2014.04.22. 1998 夏相聞寄露  夏草の露別け衣着けなくに我が衣手の干る時もなき  作者不詳 17
2014.04.23. 1999 夏相聞寄日  六月の地さへ裂けて照る日にも我が袖干めや君に逢はずして  作者不詳 17
2014.04.24. 2000 秋雑歌七夕  天の川水さへに照る舟泊てて舟なる人は妹と見えきや  柿本人麻呂歌集 17
2014.04.25. 2001 秋雑歌七夕  久方の天の川原にぬえ鳥のうら歎げましつすべなきまでに  柿本人麻呂歌集 17
2014.04.26. 2002 秋雑歌七夕  我が恋を嬬は知れるを行く舟の過ぎて来べしや言も告げなむ  柿本人麻呂歌集 17
2014.04.27. 2003 秋雑歌七夕  赤らひく色ぐはし子をしば見れば人妻ゆゑに我れ恋ひぬべし  柿本人麻呂歌集 17
2014.05.03. 2004 秋雑歌七夕  天の川安の渡りに舟浮けて秋立つ待つと妹に告げこそ  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.04. 2005 秋雑歌七夕  大空ゆ通ふ我れすら汝がゆゑに天の川道をなづみてぞ来し  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.05. 2006 秋雑歌七夕  八千桙の神の御代よりともし妻人知りにけり継ぎてし思へば  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.06. 2007 秋雑歌七夕  我が恋ふる丹のほの面わこよひもか天の川原に石枕まく  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.07. 2008 秋雑歌七夕  己夫にともしき子らは泊てむ津の荒礒巻きて寝む君待ちかてに  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.08. 2009 秋雑歌七夕  天地と別れし時ゆ己が妻しかぞ年にある秋待つ我れは  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.09. 2010 秋雑歌七夕  彦星は嘆かす妻に言だにも告げにぞ来つる見れば苦しみ  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.10. 2011 秋雑歌七夕  ひさかたの天つしるしと水無し川隔てて置きし神代し恨めし  柿本人麻呂歌集 18
2014.05.11. 2012 秋雑歌七夕  ぬばたまの夜霧に隠り遠くとも妹が伝へは早く告げこそ  柿本人麻呂歌集 18
2014.06.08. 2013 秋雑歌七夕  汝が恋ふる妹の命は飽き足らに袖振る見えつ雲隠るまで  柿本人麻呂歌集 19
2014.06.11. 2014 秋雑歌七夕  夕星も通ふ天道をいつまでか仰ぎて待たむ月人壮士  柿本人麻呂歌集 19
2014.06.15. 2015 秋雑歌七夕  天の川い向ひ立ちて恋しらに言だに告げむ妻と言ふまでは  柿本人麻呂歌集 19
2014.06.26. 2016 秋雑歌七夕  白玉の五百つ集ひを解きもみず我は干しかてぬ逢はむ日待つに  柿本人麻呂歌集 19
2014.07.09. 2017 秋雑歌七夕  天の川水蔭草の秋風に靡かふ見れば時は来にけり  柿本人麻呂歌集 20
2014.09.07. 2018 秋雑歌七夕  我が待ちし秋萩咲きぬ今だにもにほひに行かな彼方人に  柿本人麻呂歌集 20
2013.11.24.  2033 秋雑歌七夕  天の川楫の音聞こゆ彦星と織女と今夜逢ふらしも  柿本人麻呂歌集  12
2014.05.08. 2039 秋雑歌七夕  年にありて今か巻くらむぬばたまの夜霧隠れる遠妻の手を  作者不詳 18
2014.05.08. 2041 秋雑歌七夕  年の恋今夜尽して明日よりは常のごとくや我が恋ひ居らむ  作者不詳 18
2014.05.08. 2062 秋雑歌七夕  年に装ふ我が舟漕がむ天の川風は吹くとも波立つなゆめ  作者不詳 18
2013.11.24.  2065 秋雑歌七夕  天の川白波高し我が恋ふる君が舟出は今しすらしも  作者不詳  12
2015.11.28. 2101 秋雑歌詠花  雁がねの来鳴かむ日まで見つつあらむこの萩原に雨な降りそね〔萬葉集巻第十四 3384 東歌相聞 ももづしま22 「袖中抄防人歌 12」  作者不詳 y.blog
2014.01.08.  2106 秋雑歌詠花  この夕秋風吹きぬ白露に争ふ萩の明日咲かむ見む  作者不詳 14
2014.02.08.  2111 秋雑歌詠花  ことさらに衣は摺らじをみなへし佐紀野の萩ににほひて居らむ  作者不詳  15
2014.01.08.  2120 秋雑歌詠花  白露に争ひかねて咲ける萩散らば惜しけむ雨な降りそね  作者不詳  14
2013.12.29.  2124 秋雑歌詠花  秋萩に恋尽さじと思へどもしゑやあたらしまたも逢はめやも  作者不詳  13
2013.07.09.  2125 秋雑歌詠花  秋風は日に異に吹きぬ高円の野辺の秋萩散らまく惜しも  作者不詳  8
2014.09.07. 2127 秋雑歌詠花  我が待ちし秋は来たりぬしかれども萩の花ぞもいまだ咲かずける  作者不詳 20
2013.11.29.  2129 秋雑歌詠花  春日野の萩し散りなば朝東風の風にたぐひてここに散り来ね  作者不詳  12
2015.11.28. 2146 秋雑歌詠鹿鳴  さを鹿の妻ととのふと鳴く声の至らむ極み靡け萩原 〔萬葉集巻第十四 3384 東歌相聞 ももづしま 22「袖中抄防人歌 12」  作者不詳 y.blog
2013.05.02.  2163 秋雑歌詠蟋  蔭草の生ひたる宿の夕影に鳴くこほろぎは聞けど飽かぬかも  作者不詳 6
2013.11.27. 2170 秋雑歌詠鳥  妹が手を取石の池の波の間ゆ鳥が音異に鳴く秋過ぎぬらし  作者不詳 12
2013.12.22. 2172 秋雑歌詠露  秋萩に置ける白露朝な朝な玉としぞ見る置ける白露 作者不詳 13
2013.07.08.  2189 秋雑歌詠黄葉  大坂を我が越え来れば二上に黄葉流るしぐれ降りつつ  作者不詳  8
2002.05.29. 2192 秋雑歌詠黄葉  黄葉のにほひは繁し然れども妻梨の木を手折り挿頭さむ  作者不詳 万葉の植物
2002.05.29. 2193 秋雑歌詠黄葉  露霜の寒き夕べの秋風にもみちにけりも妻梨の木は  作者不詳 万葉の植物
2014.01.08.  2200 秋雑歌詠黄葉  しぐれの雨間なくし降れば真木の葉も争ひかねて色づきにけり  作者不詳  14
2013.07.08.  2214 秋雑歌詠黄葉  明日香川黄葉流る葛城の山の木の葉は今し散るらし  作者不詳  8
2014.07.24. 2215 秋雑歌詠黄葉  妹が紐解くと結びて龍田山今こそもみちそめてありけれ    〔萬葉外伝 最古の歌論書「歌経標式」2  作者不詳 y.blog
2015.11.28. 2217 秋雑歌詠黄葉  このころの暁露に我が宿の秋の萩原色づきにけり 〔萬葉集巻第十四 3384 東歌相聞 ももづしま 22 「袖中抄防人歌 12」  作者不詳 y.blog
2013.12.02.  2234 秋雑歌詠風  恋ひつつも稲葉かき別け家居れば乏しくもあらず秋の夕風  作者不詳 13
2014.02.11.  2242 秋雑歌詠霜  天飛ぶや雁の翼の覆ひ羽のいづく漏りてか霜の降りけむ  作者不詳  15
2013.07.01. 2246 秋相聞  秋の野の尾花が末の生ひ靡き心は妹に寄りにけるかも
人麻呂歌集出 8
2014.02.06.  2248 秋相聞寄水田  住吉の岸を田に墾り蒔きし稲かくて刈るまで逢はぬ君かも  作者不詳  15
2014.07.31. 2259 秋相聞寄露  我が宿の秋萩の上に置く露のいちしろくしも我れ恋ひめやも  〔萬葉外伝 最古の歌論書「歌経標式」7 作者不詳 y.blog
2013.07.01. 2289 秋相聞寄花  秋萩の花野のすすき穂には出でず我が恋ひわたる隠り妻はも 作者不詳 8
2014.02.06.  2290 秋相聞寄花  我が宿に咲きし秋萩散り過ぎて実になるまでに君に逢はぬかも 作者不詳  15
2014.10.07. 2293 秋相聞寄花  藤原の古りにし里の秋萩は咲きて散りにき君待ちかねて 〔萬葉外伝 最古の歌論書「歌経標式」44 [最終歌 4]  作者不詳 y.blog
2014.02.01.  2319 冬雑歌  あしひきの山道も知らず白橿の枝もとををに雪の降れれば [或云 枝もたわたわ]  人麻呂歌集出 15
2013.03.05. 2337 冬相聞  降る雪の空に消ぬべく恋ふれども逢ふよしなしに月そ経にける
人麻呂歌集出 4
2013.03.07. 2338 冬相聞  沫雪は千重に降りしけ恋しくの日長き我は見つつ偲はむ 人麻呂歌集出 4
2013.03.08. 2339 冬相聞寄露  咲き出照る梅の下枝に置く露の消ぬべく妹に恋ふるこのころ 作者不詳 4
2014.02.11.  2340 冬相聞寄霜  はなはだも夜更けてな行き道の辺の斎笹の上に霜の降る夜を 作者不詳  15
2013.12.13. 2344 冬相聞  一目見し人に恋ふらく天霧らし降りくる雪の消ぬべく思ほゆ 作者不詳 13
2013.12.13. 2346 冬相聞  夢のごと君を相見て天霧らし降りくる雪の消ぬべく思ほゆ 作者不詳 13
2015.02.06. 2348 冬相聞寄雪  梅の花それとも見えず降る雪のいちしろけむな間使遣らば [一云  降る雪に間使遣らばそれと知らなむ] 
萬葉外伝 「なかりけり」 21 −拾遺和歌集十一首 2 −
作者不詳 y.blog
2013.12.13. 2349 冬相聞  天霧らひ降りくる雪の消なめども君に逢はむとながらへわたる 作者不詳 13