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言葉の魅力とは・・・.
古くから人に意思を伝える手段として欠かせないでも、それだけではない
言葉に中にこめられた願いや想い、その表現の仕方で、人への伝わり方が違う
私が万葉集や古今和歌集に惹かれたのは、たんに現代では味わえない言葉の響きではなく
うたごころに共感することが多かったから・・・
歓びの歌、哀しみの歌、後悔の歌、秘めた恋心・・・「孤悲」
言葉を追いかけるのではなく、染み込んでくる切なさや感動、そして・・・歴史の史料でもある
公的文献の記録では窺い知ることの出来ない人々の心情
色彩も、自然の音も、自在に変化する時も・・・それらが、紡ぎ出される言葉になって心をいざなう
奈良時代に編纂された万葉集は
古代伝承歌から始まって約500年間の心が採録されている
現在、私たちが読める万葉集は、200年ほど後の学者たちによって読み下されたもの
その時間の空間は、私たちの想像を遥かに超える奇跡だと思う
平安時代の古今集は、日本最古の勅撰歌集であり初めて公的に「平仮名」で記録された歌群
現代では、漢字や組み方の区切れなど後世の手直しがあるが
全文を「平仮名」で読む機会があれば、是非試して欲しい
その美しさは・・・なんともいえない
歌は途切れることもなく生き続ける
現代でも、歌は人々の心を癒し、勇気を与えてくれる
その歌が、一部の特権階級や上流氏族ばかりではなく
質素な庶民にまで支えられていることは、少なからずホッとさせられる
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